為替相場の種類

海外との貿易で活用される為替相場にはいくつか種類が存在します。

一般に海外取引先やグループ会社への資金送付には電信相場レート(TTS,TTBなど)が用いられますが、輸出入為替に関する為替銀行との決済についてはACC,A/Sなどの一定期間分の決済金利や信用リスク料金を含んだ手形決済レートが使用されます。

 

Rate 名称 内容
 TTS  Telegraphic
Transfer Selling Rate
(電信売り相場)
・銀行が外部に外国通貨を売却する際の適用レート。
・自国通貨を外国通貨に替える場合に適用。
・TTMに為替手数料がプラスされている。
(TTM+為替手数料)
 TTB  Telegraphic
Transfer Buying Rate
(電信買い相場)
・銀行が外部から外国通貨を購入する際の適用レート。
・外国通貨を自国通貨に替える場合に適用。
・TTMに為替手数料がマイナスされている。
(TTM-為替手数料)
 TTM  Telegraphic
Transfer Middle Rate
(仲値)
・TTSとTTBの中間レート。
・銀行とやり取りする際の基準値。
・外国為替市場(インターバンク市場)の取引実勢レートを基準に、金融機関ごとに決定される。
・TTS,TTBはTTMをベースに決定される。
 CASH S.  Cash Sell Rate
(外国通貨現金売り相場)
・銀行が一般顧客に外国通貨を売却する際の運用レート。
・TTMに一定の手数料を上乗せして設定される。
 CASH B.  Cash Buy Rate
(外国通貨現金買い相場)
・銀行が一般顧客から外国通貨を購入する際の適用レート。
・TTMに一定の手数料を減額して設定される。
 ACC  Acceptance Rate
(信用状付き一覧払い輸入手形決済相場)
・輸入手形の決済に適用されるレート。
・輸送期間中の金利の立替分がプラスされている。
(=TTS+輸送期間立替金利(Maildays Interest)
 A/S  At Sight buying Rate
(信用状付き一覧払い輸出手形買い相場)
・輸出手形の決済に適用されるレート。
・輸送期間中の金利立替分がマイナスされている。
(=TTB-輸送期間立替金利(Maildays Interest)
・D/P, D/A決済の買取相場は、A/Sレートをベースにリスク補正して設定される。
 Credit Buying Rate  Credit Buying Rate
(信用状付きユーザンス手形買い相場)
・銀行が、期限付き輸出手形を買い取る際の適用レート。
・銀行呈示後定期払いとなるため、一定期間分の金利立替分(Maildays Interest + Usance interest)がマイナスされる。(=TTB-(Maildays Interest + Usance interest) )
 Without Credit A/S Buying Rate  Without Credit A/S Buying Rate (信用状なし一覧払輸出手形買い相場)  ・銀行が、信用状のない輸出手形を買い取る際の適用レート。
・手形が決済されないリスクがあるため、メール金利に加えて信用リスク料金(Maildays Interest + Credit risk Interest)がマイナスされる。
(=TTB-(Maildays Interest+Credit risk interest))

 

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