イメージ図
将来の目標貯蓄まで、何%で運用したらよいかを計算するには、エクセル関数のRATE関数を使用します。
エクセルのセルに、次のように入力して下さい。
= RATE ( 30*12, -50000, 0 , 30000000 , 1)
それぞれの項目は次の通りです。
=RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, 将来価値, 支払期日, 推定値)
すると答えは
0.26%となります.
しかし、ここでは毎月積み立てることとして算出しているので、答えは月利になっています。
これを ×12 として年利に直すと
3.15%となります。
それでは、それぞれの項目について説明していきます。
RATE関数の使い方
定期的に積立貯蓄の払込を行うときの利率を求めるにはRATE関数を使います。
=RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, 将来価値, 支払期日, 推定値)
【期間】
求めたい利率と[期間]の単位は同じにします。
たとえば、月利を求めるのであれば、[期間]や[定期支払額]の値も月単位で指定します。
【定期支払額】
毎月積立額5万円はマイナスで入力します。
【現在価値】
30歳現在の貯蓄額はゼロのため、ゼロを入力します。
もし、貯蓄があるならば、ここにその額を入力して下さい。
たとえば今100万円を持っているならば、「-1000000」と入力して下さい。
(マイナスをつけることを忘れずに)
【将来価値】
60歳(将来)時点での貯蓄目標額を設定しますので、30,000,000円と入力します。
【支払期日】
積立額の払い込みが期首に行われるか期末に行われるかを指定します。
期首に払い込むので1を入力します。
1 期首に払い込む場合
0 期末に払い込む場合
【推定値】
省略可
利率の推定値を指定します。
推定値を省略すると10%が指定されたものとみなされます。
セル参照による入力
数式に直接数字を入力しましたが、セルの番号を選択(参照)することもできます
C3からC7に、次のように該当する数値を入力して、C9で各セルを参照した式を入力しても計算できます
各セルの数値を変えてシミュレーションしてみて下さい。