イメージ図
どうやって積立額をアップさせるかは別の問題として、それでは計算してみましょう。
平均運用利率は2%とします。
利率が一定であると仮定した場合の、目標貯蓄に達するための投資に必要な期間を求めるにはエクセルのNPER関数を使います。
エクセルのセルに、次のように入力して下さい。
= NPER ( 0.02/12 , -50000 ,0, 30000000 , 1 )
それぞれの項目の意味は次のとおりです。
=NPER(利率, 定期支払額, 現在価値,将来価値, 支払期日)
すると、答えは
416
となります。
これは、もちろん416年ではなくて、416ヶ月を意味します。
なぜなら、NPER関数に入力する値で、利率を「0.02/12」と月利で入力し、定期支払額を「ー50,000」と月額で入力しているからです。
よって、年利では 416÷12=34.6 年
となり, 30歳から34.6年後の64.6歳でようやく目標額に達成します。
NPER関数の各項目の意味は次のとおりです
NPER(利率, 定期支払額, 現在価値,将来価値, 支払期日)
【利率】
定期支払額が月額 (5万円)で設定していますので、利率も月利で設定します
【定期支払額】
毎月の積立額を指定します
期間中の積立額の変更はできません
積立額(支払額)はマイナスで入力します
【現在価値】
30歳の現在貯金がゼロなので「0」としました。
もし、貯蓄があるならば、ここにその額を入力して下さい。
たとえば今100万円を持っているならば、「-1000000」と入力して下さい。
(マイナスをつけることを忘れずに)
【将来価値】
目標貯蓄額は30,000,000円ですので、30000000と入力します。
【支払期日】
毎月、積立てをいつ行うかを指定します。
月初に積み立てる場合は1を設定します。
1 各期の期首に積み立てる場合
0 各期の期末に積み立てる場合
セル参照による入力
数式に直接数字を入力しましたが、セルの番号を選択(参照)することもできます
C3からC7に、次のように該当する数値を入力して、C9で各セルを参照した式を入力しても計算できます
各セルを変更してシミュレーションしてみて下さい。