イメージ図
必要な運用利率を求めるには、RATE関数を使います。
どこかのセルに次ぎのように入力して下さい。
= RATE ( 25*12, -150000, 30000000, 0, 1)
RATE関数の各項目の意味は次のとおりです。
RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, 将来価値, 支払期日, 推定値)
すると、答えは
0.29%
となります。
0.29%?? いやに低いですね。これなら余裕~なんて間違ってはいけません。
ここで求められたのは月の利率ですので、出た答えを12倍して年利に直す必要があります。
0.29%×12=3.52%
RATE関数の各項目の意味は次のとおりです。
RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, 将来価値, 支払期日, 推定値)
【期間】
支払額が月額なのか、年額なのかに注意します。
上記例では、取崩額は月額15万円なので、期間も月の回数(25×12)とします。
(300カ月なので300と入力してもOKです)
【定期支払額】
定期支払額(取崩額)はマイナスで入力します。
毎月15万円づつ取り崩すので、-150000とします。
【現在価値】
65歳現在の貯蓄額 30,000,000円 なので30000000と入力します。
【将来価値】
90歳時点での貯蓄残金0円を設定します。
(90歳で残したい遺産があればその額を入力します)
【支払期日】
期首に引き出すか、期末に引き出すかを指定します。
生活費として取り崩したいので月初に取り崩すため1を入力します。
1 期首に引き出す場合
0 期末に引き出す場合
【推定値】
利率の推定値を指定します。推定値を省略すると10%が指定されたものとみなされます。
ここで求まる利率は月利となります。
よって、求まった利率を×12として年利に直します。
セル参照による入力
数式に直接数字を入力しましたが、セルの番号を選択(参照)することもできます。
C3からC7に、次のように該当する数値を入力して、C9で各セルを参照した式を入力しても計算できます。
各セルの数値を変えてシミュレーションしてみて下さい。