どれくらいの返済元本が残っているかを算出するエクセル関数があればいいのですが見当たりません。
そこで、10年間で返済した元本累計を計算し、当初借り入れた借入金から控除することにより借入金元本残高を求めてみたいと思います。
元利均等返済方式による返済をしていく場合、求めたい期間の返済額累計のうち、元金相当分の累計がいくらになるかを求めるには「CUMPRINC」関数を使います。
こちらを参照してください → CUMPRINC関数により返済元金累計を計算する
まずCUMPRINC関数により10年間の返済元本累計を求めると次のようになります。
エクセルに次ぎのように入力して下さい。
= CUMPRINC ( 0.015/12 , 20*12 , 30000000 , 1 , 120, 0)
それぞれの意味は次の通りです。
=CUMPRINC(利率, 期間, 現在価値, 開始期, 終了期, 支払期日)
これにより、
-13,877,803
と答えが出ます。
これは、どれくらい元金が減ったかを示したものであり、知りたいのはどれくらい元金が残るかです。
よって、借入金額3,000万円からこの金額を控除したものが、その時点での借入金残高になります。
30,000,000円-13,877,803円=16,122,197円
となり、一括返済する元本残高を求めることができます。