元利均等返済方式により返済をしていく場合、求めたい期間の返済額累計のうち、元金相当分の累計はいくらになるかを求めるには「CUMPRINC」関数を使います。
イメージ図
エクセルに次ぎのように入力して下さい。
= CUMPRINC ( 0.015/12 , 20*12 , 30000000 , 1 , 120, 0)
それぞれの意味は次の通りです。
=CUMPRINC(利率, 期間, 現在価値, 開始期, 終了期, 支払期日)
これにより、
-13,877,803
と答えが出ます。
CUMPRINC関数の各項目は次の通りです。
【利率】
返済額は月額のため、金利も月利で指定します。
年利1.5%ですので0.015/12と入力します。
【期間】
ローン期間全体での支払回数の合計を指定します。
ここでは20年間で返済するので20*12と入力します。
(240ヶ月ですので240と入力してもOKです)
【現在価値】
借入金額を入力します。
3,000万円を借入たので30000000と入力します。
【開始期】
求めたい期間の開始期を入力します。
求めたい期間は1回目~120回目の元金累計なので開始期は1と指定します。
【終了期】
求めたい期間の終了期を入力します。
求めたい期間は1回目~120回目の元金累計なので終了期は120と指定します。
【支払期日】
返済額が、期首に行われるか期末に行われるかを指定します。
返済は月末に行われるので0と入力します。
1 期首に支払
0 期末に支払
セル参照による入力
数式に直接数字を入力しましたが、セルの番号を選択(参照)することもできます。
C3からC8に、次のように該当する数値を入力して、C10で各セルを参照した式を入力しても計算できます。
各セルの数値を変更してシミュレーションをしてみて下さい。