銀行借入利息に関するエクセル関数の注意点

銀行から資金を調達するには、返済方法として「元利均等返済方式」と「元金均等返済方式」があります。

これらの返済元金や返済利息を求めるには、エクセル関数を使用すればすぐに求めることができます。

しかし、銀行からの借入パターンは、エクセル関数使用と少しずれている場合もありますので、気を付けるポイントを記述しておきます。

元利均等返済方式の場合

元利均等返済方式は毎回返済する額(返済元金+支払利息)が一定となります。返済する元金は最初の方が少なくなります。

知りたい期の支払利息を求めるには「IPMT」という関数を使います。
→ IPMT関数を使って指定した期の支払利息を計算する

知りたい期の返済元金を求めるには「PPMT」という関数を使います。
→    PPMT関数を使って指定した期の返済元金を計算する

元金均等返済方式の場合

元金均等返済方式は毎回返済する返済元金が一定となります。
返済額(返済元金+支払利息)は一定ではありません。

知りたい期の支払利息を求めるには「ISPMT」という関数を使用します。
→   ISPMTを使って指定した期の支払利息を計算する

知りたい期の返済元金を求めるにはエクセル関数はありませんが、
元金を均等に返済するので借入額を借入期間で割った金額が毎回の返済元金となります。

利息を算出する際の注意点

銀行から資金調達をする場合、
借り方について大きく次の4パターンに分かれます。

これら4パターンにつき、利息計算におけるエクセル関数使用の注意点を記してみます。

利息前払 利息後払
元利均等返済方式
元金均等返済方式

(返済方法は、月末約定弁済(毎月元金を返済していく)とします。)

①.「元利均等方式」ー「利息前払」

元金の返済:毎月返済をし、元金の返済は月末に行う。
利息の支払:利息は前払のため月初に支払う。
利息計算: 月初の借入元金残高×金利

利息計算エクセル関数:IPMT  (支払期日:0期末 )

②.「元利均等方式」ー「利息後払」

元金の返済:毎月返済をし、元金の返済は月末に行う。
利息の支払:利息は後払いのため、月末に支払う。
利息計算:月初の借入金元金残高×金利

利息計算エクセル関数:IPMT (支払期日:0期末

元利均等計算における注意点

利息は前払いであっても、エクセル関数計算において支払期日を期首「1」としないこと。

エクセル関数に入力する「支払期日」は、
元金を返済するタイミングが ”期首” か “期末” かの設定なので、

利息は前払いであっても元金は期末に返済するため期末の「0」を指定する。

③.「元金均等方式」ー「利息前払」

元金の返済:毎月返済をし、元金の返済は月末に行う。
利息の支払:利息は前払のため月初に支払う。
利息計算:月初の借入元金残高×金利

利息計算エクセル関数:ISPMT (期から1を引く

④.「元金均等方式」ー「利息後払」

元金の返済:毎月返済をし、元金の返済は月末に行う。
利息の支払:利息は後払のため月末に支払う。
利息計算:月初の借入元金残高×金利

利息計算エクセル関数: ISPMT (期から1を引く

元金均等計算における注意点

ISPMTは期首に元金を返済するものとして計算するため、元金を期末に返済する場合には求める期より1を引きます。

銀行からの借入の場合は、借入元金の返済は期末になります。
(期首に元金の返済があるとすれば、その分調達額が少なくなってしまう)

利息が前払いでも後払いでも、元金返済は期末(月末)払いのため、エクセル関数の支払期日は期末払いとして計算する必要があります。

銀行からの借入で利息を前払いする事態に納得がいきませんが、仕方がありません。。

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